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無料でダウンロードできるトップレベル・ドメイン名検証ツールキット

ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は今年4月、無料でダウンロードできるトップレベル・ドメイン(TLD)検証ツールキットをリリースしました。このツールキットを使用すると、2001年以降にインターネットのネーミング・システムに追加されたすべての TLD 名の妥当性を確認できます。このツールキットは、C++、Java、Perl、および Python で利用できる小さなコードで、企業やサービス・プロバイダなどの組織は追加のプログラミングなしで新しい TLD を確立できます。

ICANN 加盟団体の技術渉外担当で、このツールの開発者でもあるキム・デービスは、「多くのユーザの間では、新しいトップレベル・ドメインを認識しない一部の eコマース・サイトや Web サイトが問題になっています。これらのサイトでは、新しい TLD 名を含む電子メール・アドレスや Web サイト・アドレスが、無効なアドレスとして拒否されてしまうからです」と述べています。

ICANN によると、このツールキットのコードを既存のプログラムやアプリケーションに挿入するだけで、「ルートゾーン」と呼ばれる正式なドメイン・ネーム・システム(DNS)に照らして、電子メール・アドレスや URL の妥当性が自動的にチェックされます。ICANN では、このコードを使用することでルートゾーンの変更を自動的に認識できるようになるため、追加の更新は必要ないとしています。

キム・デービスは次のように述べています。「このツールキットは、インターネットの DNS に関する最新情報をソフトウェア開発者やアプリケーション・プロバイダに確実に提供することで、先ほど述べたようなインターネット・ユーザが抱える問題の解決に貢献します。長い目で見れば、これが新しい TLD をできるだけスムーズに追加することを可能にし、すべてのインターネット・ユーザがそれぞれのドメインをフル活用することにつながります。」

ICANN では、この DNS 検証コードをオープン・ソース・ライセンスでリリースしています。プログラムは3回目のベータ版で、ユーザからのフィードバックに基づいてさらに改善されるとのことです。追加の TLD リソースも ICANN のサイトから入手できます。

DNS について
ドメイン・ネーム・システム(DNS)は、インターネットにおいてユーザのアクセス先を見つけるために使用します。インターネット上のすべてのコンピュータには、「IP アドレス」(インターネット・プロトコル・アドレス)という一意のアドレスが割り振られています。DNS の役割は、数字の羅列で覚えにくい IP アドレスの代わりに、理解しやすい文字列(「ドメイン名」)を使用できるようにすることです。例えば、「192.0.34.163」と入力する代わりに、「www.icann.org」と入力できます。ドメイン名の最後の部分(この場合であれば「.org」)をトップレベル・ドメイン(TLD)と呼びます。

ICANN について
ICANN は公益・非営利の国際組織で、インターネット・プロトコル(IP)アドレスの領域割り当て、プロトコル識別子の割り当て、gTLD(generic Top-Level Domain)およびccTLD(country code Top-Level Domain)ネーム・システムの管理、ルート・サーバ・システムの管理などの活動を担っています。